ユーザー向け情報(各機種共通)
ゴム結束機の不調の概要
J糸交換した後、グリッパーボルトが糸を固定しない。(糸が抜ける。切断済み糸が整列しない。)
| A糸が切れる
| Cノッターに絡む。
Iノットが完成する前に糸が跳ねる(結び目が片側にできる)。
| E結び目が異常 結び目からでる端糸の長さがそろわない。 |
H 太い束の時異常、細い束の時、束ね方が緩い
F異音がする
Kアームが沈没する
Gベルトの切断が発生した時(タイミング合わせ作業が発生する)
解決法
A結束が緩い
糸巻の回転が過剰
抵抗板の抵抗がたりない。
束とノッターヘッドの間が空きすぎている。
B糸が切れる
a糸の供給長さ不調
糸の供給が不調
不調を起こす部品
糸の供給が不足
不適切なゴム糸を選択している。
図
A糸が切れる
ノッターヘッドに糸が過度にきつく巻き付き、ヘッドから抜けない。
L糸の供給が過剰なため糸の緊張度が足りない。、結束後,ナイフによって糸が完全に切れない、そのため、ノッターヘッドからの離れが悪い。
図
ニードルにバリまたは抵抗がある。
図
C
最初にグリッパーボルトが糸をくわえない。糸が抜ける。
グリッパーボルトに切断済み糸がからんでいる。
図
D結束後糸が完全に切れない、離れが悪い。
ナイフの摩耗
糸が緩くて糸の切れが悪い。
Eノッターが結ばない
ノッターロッキングプレートの押しが弱い
ノッターヘッドは回転するだけだが、ノッタージョウは方角によって開閉する。
ノッタージョウは無負荷時(回転開始時)自由に開閉すること)
図
ノッタージョウが開くとき2本の糸はその下を通る
スプリングの押しを過度に強めると、ノッタージョウに糸がからみつく。この場合、復帰、回復ができない。
直径2センチの棒で調整。
Fノッターに糸が絡む。
糸の供給が不足で糸が過度に緊張している。ノッタージョウに強く巻き付き、そのため、ストリッププレートが押し出そうとしても抜けない。
Gノットが完成する前に糸が切れて跳ねる(結び目が片側にできる)。
図
原因はナイフの刃が元糸切っているということ。
原因1
刃の底辺が低すぎる。
図
ホルダーバンパの長さが適正でなく長い。
図
ナイフホルダーが前に出過ぎるとカウンターナイフ枠(7の字)のなかにナイフが入る。
原因3
タイミングベルトがあっていない。
ナイフが前進する時は元糸の位置は充分に下がっていること。
ニードルの高さがナイフ挙動きとのタイミングのずれがある。
H異音の発生
結び目ストリッパープレートのバンパー不調
ニードルと接触するようになり、異音が発生。
天板とニードルと接触するようになり、異音が発生。
I頻繁にニードルが下がる
図
安全装置のスプリングをつよめる。
不調の種類を明白に把握すること。それから対処する。2センチほどの棒で結束を確認し、それから4センチほどの棒で確認する。
- 不調の出現事項(人とのinterface)
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留意事項
1.結束ミスよりも「糸の切断と糸のはずれ}が100%起きないようにする。
ノッタージョーが糸を食わえたあと結び目をつくらないで元の位置に戻ったということ。
したがって糸は抵抗にならない。図で表示
(Cノッターに絡む。)は自動で再復帰しない。
( Bノッターが結ばない)の状態のほうが良い
2.糸の切断と糸のグリッパーはずれを区分して対処
糸がグリッパーから抜ける
d
結束しない
c
ノーッターから糸が抜けていないので絡まっている。
e 糸が極端に緩いので嘴からストリップできない。
糸が切れる
b
初期に糸を食わえない
異音の発生
結び目が緩い
E, スイッチセンサーの長さが短い(糸供給より、早くアームが下がる)
グリッパーに長い糸が残りきれいにU字に並ばない。
d
A糸が切れる
第一の原因
糸の供給が足りない(束が太い時は顕著)。
糸巻の回転システム(最も頻度の高い調整システム)は糸巻は細くなるにつれ、半径が短くなるため、回転抵抗モーメント比が増大していく
慣性で0から0.5回転
糸供給抵抗板の不調整
手で引っ張った時、ゴムが伸びないで(0または5ミリ以内)、抵抗無しに通り抜けること、
第二の原因
糸穴が鋭利に摩耗
第三の原因
糸がノッターに絡みついている
何らかの原因で糸がノッターに絡みついている
Cノッターに絡む。
1.スプリングの押しが過度に強いと、クチバシに糸がからみつく。この場合、復帰ができない。
スプリングの押しを弱める。
2.ノーッターから糸が抜けていないので絡まっている。
糸供給が極端に緩いので嘴からストリップできない。
糸供給が極端に強いので嘴からストリップできない。
スプリングの押しは緩い方から除々に1回転ずつ。
Dノットが完成する前に糸が跳ねる(結び目が片側にできない)。
左右グリッパープレートの圧力が緩い
グリッパーフィーダーと左右グリッパープレートの相関位置が適正でない。
正しい時は糸が逆Uの字に整然と並び、排出される。
E結び目が異常
結びの出は8ミリで2本とも揃うこと
F異音がする
J最初にグリッパーが糸を銜えない(糸が抜ける。切断済み糸が整列しない。)
H 太い束の時にだけ異常
糸が跳ねる、
Iノットが完成する前に糸が跳ねる(結び目が片側にできる)。
Gベルトの切断が発生した時(タイミング合わせ作業が発生する)
正確にベルト刻みとアーム駆動プーリがあっていること。
クランクコネクトロッドの長さが正確であること(アームの高さと同義)
Kアームが沈没する
糸巻の回転が悪く、糸供給があたりない。
安全装置の設定がゆるい
L結束後、糸が完全に切れない、離れが悪い。
糸供給がゆるい
F異音がする
ホルダーバンパが摩耗し、長さが適正でなく短い。
バンパーが減ってくるとノッター上部とブレードホルダーが接触するようになる。
8ミリから6ミリの出があること。
穴は直径7ミリ深さ10ミリ
ブレードホルダーとアームが接触するようになる。
ナイフホルダーが前に出過ぎるとカウンターナイフ枠(7の字)のなかにナイフが入る。
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